さて、最近の新型インフルの状況は、どうなってるでしょうか?
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<死者の数>
日本; 23人
香港; 30人
インド; 396人
(なぜか?)
中国; 1人
カナダ; 78人
ブラジル; 899人
そして、
アメリカ;1,544人
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医療インフラと相関性のありそうな内容となっています。
日本の医療制度は、行政のミスリードで崩壊しつつありますが、
他国と比べると、基本的な日本の医療・医療人の責任感の強さ・優秀さが目立ちます。
民主党政権で、日本の医療制度を健全に保っていただきたいと願っています。
(今の日本は、制度は崩壊、それを医療関係者の各人の努力と犠牲で維持している状況と思います)
中国のデーターは、信頼できないので度外視して(苦笑)、
人口の割りに死者が少ないという「日本の医療」には、なにか、特徴があるのでしょうか???
それを、裏付けるデーターが出てきました。
(お医者様に教えていただいた情報源です)
新型(豚)インフルで重症化した方の特徴!! ↓
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<重症化した人の分析(カナダ)>
☆ 平均年齢31.2歳。
☆ 女性67.3%。小児29.8%。
☆ 発症から入院まで平均4日間。
☆ 入院からICU入室まで1日間。
☆ ショックと呼吸器以外の臓器不全が頻発。
☆ 抗ウイルス薬は90.5%に投与された。
☆ 全例で重度の低酸素血症。人工呼吸器装着は81.0%。
☆ 人工呼吸器装着期間の中央値は12日間。ICU滞在期間は12日間。
☆ 90日間で死亡率17.3%。
(←重症化した場合 致死率が20%近くになるということです)
(Critically Ill Patients With 2009 Influenza A(H1N1) Infection
in Canada より)
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新型インフルエンザは、入院後に急速に重症化することが多いのが上のデーターから分かります。
(特に若い世代での重症化が激しい ⇒ 入院後に人工呼吸器の装着(長期)と多臓器不全が頻発)
ここから浮かびあがるのは、もし重症化してしまったら、大変な病気という点です。
たぶん、重症化する前に、進行を止められれば、かなり安全と思います。
重症化すると、手が付けられなくなる可能性があることをデーターは示しています。
新型インフルの対処は、「初期の治療」と「予防」が 超!重要なポイントといえます。
日本では、早期に抗インフルエンザ薬投与を行う指針がでていますので、すばらしいです。
まずは、インフル君にかからないための行動が重要ということです。
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